国産広葉樹の用途(1)~驚き、ほとんど木材チップになる広葉樹~

コラム

こんばんは。いろは君です!
先日、山形・米沢周辺の置賜(おきたま)地方に行き、ブナ、コナラなどで赤、紅、オレンジに染まった広葉樹の紅葉をみて驚きました!

‟東洋のアルカディア”を実感!(2) ~置賜・見渡す限りの紅葉~ | いろは君の源点回帰 (xdomain.jp)

静岡県内は、広葉樹がほとんどなく、スギ、ヒノキばかりで、あまり紅葉が見られません。その理由は、昭和20~30年代頃の政府の「拡大造林政策」のもと、広葉樹からなる天然林をスギやヒノキなどの針葉樹の人口林に変えたからです。
戦前の静岡の山は、広葉樹も多く、紅葉がたくさんみられたかもしれません。
なぜなら、静岡市は昔から家具の産地で、昔の家具といえば無垢の広葉樹を使っていたからです。

昭和20~30年代の頃は、生育がはやく、住宅用材に向き、経済的価値が高いスギ、ヒノキを植えた方がよいと考えられていました。
しかし、高度経済成長期には、安い輸入材が入り、急峻な山林に育つ日本のスギ、ヒノキの伐採はコスト高となりました。その結果、日本の林業が衰退し、スギ、ヒノキの山林が手入れされなくなり、山が荒れていると言われています。
それでも、最近は国産材が持ち直し、木材自給率は2020年で36.6%にまで回復しています。

山形・置賜地方の広葉樹の森をみて、国産材のうち、広葉樹は一体どれくらい流通しているのだろうか?と思い調べてみました。
平成30年度の木材統計によると、国産材全体の素材供給量2,164万㎥のうち、広葉樹は217.8万㎥で、全体の10%しかありません。
そして、その用途は、木材チップが201.6万㎥で、約93%を占めています。

昔は家具といえば無垢材で、ナラ、クリ、タモ、サクラなどの広葉樹をよく使ったと思いますが、今では無垢材の家具も少なくなり、広葉樹の使い道は木材チップなんですね。
昔の家具職人が、現代では広葉樹はほとんど木材チップに使っていると聞いたら、「なんで、そんなもったいないことするんだ!」って驚くでしょう!?

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