東國三社巡り(2) ~息栖神社~

感謝・感動・歓喜!

香取神宮から水郷地帯をドライブし、利根川を越え茨城県神栖(かみす)市に入る。二番目に、同県神栖市にある息栖(いきす)神社にお参りした。

御祭神は、久那斗神(岐神)(くなどのかみ)を主祭神として、相殿に天鳥船神(あめのとりふねのかみ)、住吉三神を祀っている。久那斗神(岐神)は、路の神、徐厄招福の神であり、井戸の神でもある。鹿島、香取の二神と共に、その先頭に立たれて国土の経営にあたられた。天鳥船神は、交通守護の御霊格が高く、鹿島の大神の御先導を務められた神である。住吉三神は海上守護の御霊格が高い神である。国譲り、国土平定の神として鹿島、香取が有名であるが、その道案内の神様として、古くから信仰が篤い。

息栖神社の門、本殿
忍潮井

社前の一の鳥居の両側に二つの鳥居がある。この中から清水が沸いていて、伊勢の明星井(あけぼののい)、伏見の直井(なおい)とともに、日本三所の冷水といわれている「忍潮井」(おしおい)がある。

以前、合氣道をしていたとき、稽古のなかで、神道の禊行である振魂行をしていた。それは、「エイ、ホー」とか、「エイ、サー」とか、「エイ、エイ」などと言霊を発しながら、船を漕ぐ動きをし、鎮魂して、魂を清めるというものであった。滝行や寒中に水に入る神事などの際にも、振魂の行がされるそうだ。合氣道の師範より、その行を別名、鳥船の行といい、天鳥船という神々が乗る船を漕ぐ動きだと教わっていた。はじめて、その天鳥船の神をお祀りしている神社にお参りでき、感激した。

感謝、感動、歓喜!!!

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