2021年5月 静岡いろは

いろは呼吸書法

5月15日(土)の午後は、静岡実践会を開催しました。
静岡実践会も、はじめての方が参加して下さいました。
そこで、山本光輝先生の書論レポートから、「書の呼吸法について」と「呼吸書法は人生を変える」を読みました。

「呼吸書法は人生を変える」には、山本光輝先生の師、池田水城(いけだすいじょう)先生から、野口英世の母親であるシカさんの手紙を見せられた時に、熱いものがこみ上げて来たというエピソードがありました。
それは、無学文盲だったシカさんが、村の長老?に教わりながら、アメリカに留学していた英世に書いた手紙で、息子を想う切々とした母親の愛情と、切ないまでの英世に会いたいという想いが伝わってくる内容だそうです。

池田水城先生は、この手紙について「あなたはこのかな釘流というような手紙を見て、何を感じますか・・・? 文字は上手下手で観るものではなく、書いた人の心を感じるものです。それを感じる感性を養うことが書道であり、書美への道なのです」とおっしゃったそうです。

これを読んで、上手下手で書を見ていた自分にハッとしました。そうか、書は書いた人の心を感じるものなのか、と。それでは、書いた人の心は一体どうしたら感じられるのだろうか?と思いますが、それは感性を養っていくものなのでしょう。

手首鍛錬法、アオウエイ瞑想をしてから、書の実践をしました。
格子、五本の線、円相を書いてから、いろはうたを二十四音まで一文字入魂で書きました。そして、いろはうた、ひふみ祝詞を続けて書き、最後に山本光輝先生・写真集「光の書」から「点」の文字の臨書をしました~☺
メロンにみえたり、宇宙人に見えたりしました~☺

山本光輝先生写真集「光の書」から臨書
円相


円相について、参加された方から、中学校の時の先生が、「円をきれいに書けるひとはすごいんだよ!
」とおっしゃっていたそうです。
確かに、たかが円ですが、きれいな円相をかくためには、筆を動かしながら、曲線をどう描くか、線がピタリと合うか、などを計算しながら、書くので、脳トレにいいですね!
でも、たくさん書けば、自然ときれいに書けるようになります!

次回の静岡いろはは、6月19日(土)14~16時です。
定員5名、完全予約制のプライベートレッスンになります。
ご興味ある方のご参加をお待ちしております。




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