天の橋立 元伊勢参り

感謝・感動・歓喜!

「天橋立ビューランド」から絶景を眺めた後、その中に行ってみたくなった。

手前にある〝文殊〟という地には、日本三文殊の一つといわれ、文殊菩薩を本尊とする「智恩寺」がある。立派な山門をくぐると、境内には風情ある松がある。その中に、文殊堂、そして国指定重要文化財の「多宝塔」などの文化財が立ち並ぶ。おそらく昔から変わらぬ景色で、はるか昔にタイムスリップしたような気持ちになる。

智恩寺 山門
智恩寺 境内
智恩寺 多宝塔

門前には、四軒の茶屋があり、名物「智恵の餅」があり、参拝記念に求めた。

それから、橋を渡ると「天の橋立」に入る。生い茂る黒松のなかを進むと、天橋立神社があり、歌碑や句碑、様々な名称がつけられた松があり、全長三・六kmの道も飽きない。

龍の背をつたって進むような気持ちで行くと、松林も終わり〝府中〟という地に着く。

そこには、丹後一の宮の元伊勢籠神社がある。この神社は、神代の時代から奥宮の真名井原にある匏宮にて豊受大神をお祀りしてきたという。

丹波国一の宮 元伊勢籠神社 鳥居
元伊勢籠神社
奥宮 眞名井神社

その縁故により、第十代崇神天皇の御代に天照大神が、大和国笠縫邑から遷り、天照大神と豊受大神を吉佐宮という宮号で四年間お祀りしたという。その後、天照大神は、第十一代垂仁天皇の御代に、又豊受大神は第二十一代雄略天皇の御代に、それぞれ伊勢に遷られた。そのために、この神社を元伊勢という。

本殿は伊勢神宮と同様の神明造りで、高欄上に五色(青、黄、赤、白、黒)の座玉がある。これは、伊勢神宮御正殿とこのお社以外には拝むことができないものといわれ、伊勢神宮と深い繋がりがあることを伺わせる。

しかし、宮津市の隣にある福知山市にも、元伊勢があり、どちらが元なのだろうか?と思う。

どちらにしても、丹波には古き良き日本が残り、元伊勢があったと思わせる雰囲気がある。また是非、訪ねてみたい。

感謝、感動、歓喜!!!

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