驚愕! 戦前の初等科習字教育の内容とは

いろは呼吸書法

こんばんは。いろは君です!
昨日、静岡市郊外にある登録有形文化財・鈴木邸で開催されていた「秋の探書会」に行きました。
美しい日本庭園がある古民家、鈴木邸に古本屋さんが集まっての古書市で、毎年、春と秋に開催されています。
いろは君は、毎回行って、まさに探書して、掘り出し物の本に巡り合うことを楽しみにしています!

登録有形文化財 鈴木邸
古書が並ぶ
本棚にもたくさん



そして、今回も掘り出し物に出会いました!
「鐵舟先生遺墨集」(鉄舟会発行)や「かな書体辞典」、「髭文字」などをついつい衝動にかられて買ってしまいました(^^ゞ
さらに、昭和十六年の「初等科習字」の教科書を発見!
やばい!面白い!これも買おう!
奥さんにお金を借りて購入しました(^^ゞ

今回購入した古本


どの本もとても興味深く面白かったですが、その中でも昭和十六年の「初等科習字」の内容は驚愕でした!
筆跡診断をしていても、年齢が高い方ほど達筆な方が多いです。なかでも、戦前生まれの方は、特に達筆な方が多いですね。
その理由が、「初等科習字」の教科書をみて、よくわかりました!
初等科は現在の小学校にあたりますが、楷書、行書、かなのかなりのレベルの字がお手本に掲載されています。
では、中学校または高等科では一体どのような習字教育だったのだろう!?

明治天皇と昭憲皇太后の御歌
カタカナのお手本
漢字のお手本

少し読んだだけですが、どの教科書も開くと、まず明治天皇御昭憲皇太后の御歌がまず掲載されています。
そして、お手本の字の内容も昭和十六年の教科書なだけに、国家神道、皇軍愛国の戦時色の強いもので、時代を感じました。
戦前と戦後の書道教育の違いをじっくり読んでみたいと思っています。

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