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山本有三 たった一度しかない人生(2)

山本有三先生は、明治二十年(西暦1887年)生まれで、大正から昭和にかけて活躍した劇作家、作家である。また、後年は文化人・政治家としても活躍した。 裕福な呉服商家に生まれた。子供の頃、芝居好きの母に連れられて、街にあった明治座で歌舞...
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山本有三 たった一度しかない人生(1)

群馬県・高崎駅と栃木県・小山駅を結ぶJR両毛線に乗った。 古代、群馬県は上毛野國、栃木県は下毛野國と言われていた。その名残で、この二つの地域を両毛という。 始発の小山駅から二駅目の栃木駅で下車した。駅前ロータリーに石碑があった...
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霞ヶ浦『予科練平和記念館』(3)

七つの展示室で最も印象に残ったのは、最後の「特攻」である。 戦局が悪化した昭和十八年(一九四三年)頃から、「予科練」の採用人数が急増し、全国に練習航空隊が次々と開かれた。次第に、航空機も不足し、充分な訓練をすることができなくなってい...
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霞ヶ浦『予科練平和記念館』(2)

館内に入ると、七つの展示室がある。 一つ目の「入隊」からはじまり、七つ目は「特攻」の展示室になっている。予科練生の制服が、世界の七大洋を表す「七つボタン」だったからだ。桜と錨の模様を打ち出した金ボタンには、海を越えて大空を駆け巡る大...
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霞ヶ浦『予科練平和記念館』(1)

茨城・霞ヶ浦の南側、稲敷郡阿見町に「予科練平和記念館」がある。 戦前、この地に「海軍飛行予科練習部」(通称:予科練)があり、全国の予科練教育・訓練の中心的な役割を担っていた。 令和二年度のNHK朝の連続テレビ小説『エール』で、...
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浜松城で出世を願う(3) ~元城東照宮~

「出世祈願」で浜松城を訪ねたからには、もう一つ行きたい場所があった。 家康公を祀る「元城東照宮」だ。この東照宮は、明治十九年(一八八六年)、旧幕臣の井上八郎(延陵)氏が創建したものだ。もともと、浜松城の前身、引間城本丸があっ...
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浜松城で出世を願う(2) ~三方原の合戦~

歴史の教科書には、三方原の合戦が載っている。 徳川家康が武田信玄に大敗し、命からがら浜松城に逃げかえり、憔悴した姿を像として残し、後の戒めにしたと教わった。その為、後の天下人・家康も、若い頃は弱かったと思われがちである。しか...
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浜松城で出世を願う(1) ~「出世城」の由来~

いろは君が最も好きな城は、浜松城である。 徳川家康公が、二十九歳から四十五歳までの青壮年期の十七年を過ごした城だ。後に天下を取ったことから、「出世城」と言われている。浜松市の中心部にあり、自然が豊かな浜松城公園を、子供の頃か...
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民藝運動の文字とは

こんばんは。いろは君です!先日、芹沢銈介美術館に行った際に、ミュージーアムショップで、雑誌「民藝」の2021年1月号を紹介されました。表紙は、芹沢銈介さんの「寿」の文様で、特集は「民藝運動の文字」でした。民藝運動の文字は、独特の味わいがあ...
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今年は新しいことをはじめるとよい?!

おはようございます。いろは君です!今日は寒いですね。それでも静岡は他の地域と比べて、だいぶ気温が高いのですが・・・ さて、年の初めはニュースや情報番組で、今年一年どんな年になるか、占い師に聞いてみましょう!というコーナーがあります。...
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