民藝運動の文字とは

コラム

こんばんは。いろは君です!
先日、芹沢銈介美術館に行った際に、ミュージーアムショップで、雑誌「民藝」の2021年1月号を紹介されました。表紙は、芹沢銈介さんの「寿」の文様で、特集は「民藝運動の文字」でした。
民藝運動の文字は、独特の味わいがあって好きです。しかし、なんとなく好きというだけで、どういうものかを説明できない。
手に取った雑誌「民藝」には、その答えがあった。

雑誌の冒頭には、民芸運動の父である柳宗悦の言葉が載っていた。
『柳宗悦はものの美しさについて「工藝的」であることが重要な要素であると考えていました。「文字」に対しても、模様化=工藝化されているものが特に美しいと述べています。』(雑誌「民藝」2021年1月号より引用)とある。

陶芸品や、染織物、木工品、竹工芸品などの民藝品(工藝品)とともに、文字についても、同じように、模様化=工藝化された美しいものを求めたとのことでした。
そして、機関誌ともいえる雑誌『工藝』の発刊にあたって、毎月の表紙「工藝』の文字に特に注意をはらったそうである。

顔ともいえる雑誌「工藝」の表紙の文字(文様)は、芹沢銈介さんが数多く手がけてました。芹沢銈介さんは型染うちわや本の装幀など数多くの文様を残しています。ともと絵が好きで、デザイナーだったから文様も数多く手がけたのだろう、と思っていました。
しかし、祖父や父が書を嗜み、静岡では書家としても知られた人物で、幼い頃から書のてほどきを受け、書には自信があった方だったと知りました!
書の礎があったからこそ、でもあったのでしょう!

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