茶店『竹茗堂』の二百年前の招牌(しょうへい)に惹かれて

コラム
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こんばんは。いろは君です!
今日はお正月のお年賀や買い出しに出かけました。静岡は地方都市では珍しく、今でも静岡駅付近の中心地の百貨店や商店街に買い物に行きます。

今年はコロナ禍で例年に比べて人出は少ないですが、百貨店の地下食品街は、蒲鉾、いくら、栗きんとん、黒豆などのおせち食材や海産物、お菓子などのお店が所狭しと並んでいて、活気があってみているだけでも楽しかったです。
お正月やお年賀用の商品パッケージもみていて楽しいですね。

松坂屋や静岡伊勢丹などの百貨店、デパートをはしごしつつ通りかかった呉服町名店街で、とある店先にある招牌(看板)が目に入りました。
「御茶所 竹茗堂」と堂々と書かれています。招牌(看板)下に由来記がありました。
それを読んでみて、感動しました!

竹茗堂本店
招牌由来記

招牌由来記(全文)は下記の通りです。
~この招牌は本舗二代目竹茗翁の自刻に係り天明年間創業の時から店舗の屋上高く掲げられたもので書は当時の能書家の聞こえ高かった府中の町醫者島津言洞の筆であります。広告宣伝の幼稚だった当時としてはこの素朴な招牌が東海道の町並に異彩を放ったものと見えて上り下りの旅人が駕籠を停めて眺め入ったと大雅堂の旅日記にも記されてあります。爾来百六十余年数度の火災や今次の大戦にも幸に難を免れて茲に再び皆様にお目見得する次第であります。~
と書かれていました。

この招牌(看板)の堂々たる字がすごいですが、それを二代目竹茗翁が自分で刻んだというのがすごいです!
心意気のすごさが、現代にまでも伝わってきます!
もともと竹茗堂は知っていて、静岡駅パルシェのお店などには行ったことがありましたが、呉服町名店街にある本店には入ったことがありませんでした。
今回、はじめて招牌(看板)に気づき、江戸時代の人のように足を停めてお店に入りました(^^ゞ

パンフレット
日本の味 お茶漬

本店のなかは、外の商店街の喧噪から一歩入っただけで、静かで落ち着きがあり、伝統的な和の空間に驚きました。とても素敵です!
静岡産にこだわったお茶も有名でおいしいですが、今日は大好きな「日本の味 お茶漬」を買いました~☺

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